Play in Noh Play より

「鶴」

和歌浦に 潮満ちくれば片男波  芦辺をさして田鶴なきわたる (山辺赤人)

この和歌を歌詞とした歌曲。 

能「鶴」は   山辺赤人の和歌を骨子とした内容の土岐善麿・喜多実による新作能(昭和14年)。 舞の部分は笛の藤田大五郎を中心に作曲された。

大空を羽ばたいていく鶴をイメージしたおおらかで気品のある、盤渉調の独特の旋律である。

この歌曲には一部その「鶴」のモチーフを取り入れてある。

 

 

 

「鵲」

かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける (大伴家持)

この和歌を歌詞として民俗芸能の「鷺舞」の旋律を用いた曲。